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お金を使わない経費を考える。

東日本大震災もあり宮城県は現在、建設ラッシュと多くの企業が利益の出やすい環境になっている状況です。そうなると節税を目的として決算時に経費を使ったり、保険に加入したりと経営者の考えとしては「税金を少しでも下げたい。」と言うのが本音でしょう。

 

そこで今日はお金を使わない節税の一案をお伝えします。

お金を使わない経費は何パターンか存在しますが本日は貸倒について。

売掛金(未集金)の中で長期的(1年以上)な不良債権となっている取引が存在する場合はまず、貸倒処理を検討してみましょう。

 

貸倒の主な要件

https://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5320.htm

 

ここでのポイントは、ただ最終取引から1年経過したから貸倒ではなく、長期化した不良債権は書面にて債務免除を行ったり、相手先が移転などにより行先不明の場合は、請求書を配達記録を使って郵送し、相手先不在の通知書を受理し、その状況を証拠に貸倒を適用させると言った、何らかの意思表示回収努力を書面にて行っておくことが大事です。

 

仮に100万円の不良債権があった場合に、実行税率30%とすると税額が30万円安くなり、その処理によって30万円回収したのと近い効果と考える事もできます。

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